1. 出演料はこのような流れで支払われます!
AVプロダクションに登録してカプセルエージェンシーの所属女優になることは、カプセルの社員になるわけではありません。
あくまでマネージメント会社(=カプセルエージェンシー)と個人事業主(=女優、つまりあなた)の関係性についての契約を行ったことになります。
通常はAVプロダクションが窓口となりAVメーカーからの出演料の支払いを受け、その出演料からAVプロダクションのマネージメント料(マネージメントの料金と、その他にかかった費用などの実費)が引かれた金額が出演した女優本人に支払われます。
出演料はメーカーにより違いますが、出演料から差し引かれるマネージメント料の%は変わりません。出演作品ごとにいくら支払われるかの確認も可能ですので、ご自身でしっかりと給料内容は把握しましょう。実際の支払い方法はあなたのご希望に沿うことも可能です。
元AV女優で現マネージャーの南瀬奈が説明します。
「AV撮影の仕事のギャランティは、撮影後、AVが作品となって発売される前に順次、手渡しや振込など希望の方法で支払われます。当然ながら、どちらで支払われる場合も給料明細は発⾏いたしますよ」
2. プロダクションとの契約、活動開始までの時間について
女優=個人事業主である以上は契約内容について個人でしっかりと把握しておく必要があります。よくわからないところは、自分が納得いくまで、細かく質問して説明を受けましょう。そして、少しでも「やっぱり契約したくない…」と感じた場合は、はっきりと断りましょう。カプセルエージェンシーは、そのやり取りに一切の不誠実がないことをお約束します。
そしてAVプロダクションと契約を結んだ後、AV出演前のタイミングで「本当に出演するのか?」を考える時間もきっちりと取らせていただきます。もし、再度考えて女優としての登録を辞めたい場合は、悩まずにAVプロダクションにはっきりと伝えましょう。
また、活動期間というと長期的なものなのかと想像しがちですよね。しかし短期間、それも1本だけの出演の契約をすることも場合によっては可能です。AVプロダクションに登録し、本気でAV女優として活動をしようと考えるなら、どのくらいの期間にどのくらいの作品数に出演し、どのくらいの収入を得たいかを具体的に考えておくのも良いかもしれません。
カプセルエージェンシー所属の加山なつこは、AVデビューした後に引退、さらに復活を遂げました。
「実は私は18歳でAV女優になり、22歳で結婚と出産のタイミングで一旦AV業界を引退したんですが、その約15年後に復活しています。これらの決断は全部自分でしているし、復活のタイミングも自分で決めたことです。」
「AV業界は、そういう意味では一度やめても需要さえあるならいつでも戻れる業界である点で、とっても心強いと感じています。でも、その需要に甘んじてはいけなくて、その皆さんの期待に答えるべく自分なりの努力や工夫も必要不可欠です。出れば稼げるわけでは決してありません。お小遣い感覚でお金が欲しいだとかで出演するのも全然良いのですが、やはり軽い気持ちや覚悟ではやらない方がいいと思います」