CAPSULE COLUMN

AV女優の加山なつこが平成バブルのAV業界から今を語る(後編)

AV女優の加山なつこが平成バブルのAV業界から今を語る(後編)

30周年とはいえ常にAV業界を直走っていたわけではなく、22歳で妊娠と結婚をきっかけに一旦は女優業は中断し、SMクラブでM嬢をしたり女王様をしたりと紆余曲折していた。
その結婚観や離婚後、一家の大黒柱となりSMクラブで働くシングルマザーとして生き抜いた当時から今を聞いた。

Contents | もくじ

AVデビュー後の苦悩

「AVデビューして19歳頃から8歳年上の飲食店関係の男性と付き合っていました。まだ若かったけど、いつまでもAVはやれないし、いずれは結婚するだろうと思っていました。当時、私の周辺の女の子で”男に騙された”とか”男に貢いでる”とか、可愛いのになぜか不運な子がたくさんいたんです。

私の中では他人から“それは幸せだねー”って思ってもらえるようなことじゃないとしちゃいけないって意識が強かったんですね。だから22歳で妊娠がわかった時は“ああ、わりと早い段階で収まった”って感覚でした。当時は結婚がゴールと思い込んでたし。結婚式とかはやらずに入籍しましたね」

それまで半同棲生活のようなものを送っていたものの、妊娠期間から出産に至るまで、ひとつ屋根の下に長く一緒にいる時間がなかった男女にとって、家での時間が増えたことは決して良い方向には向かわなかった。

「私が妊娠する前まではストリップ で全国巡業する日々で月の半分も家にいなかったから良い関係が築けていたんでしょうね。でも、妊娠期間中に私がずっと家にいるようになったら喧嘩が増えちゃったんです。私も若かったし、これは無理だ続けられないとなり、離婚しました。籍を入れていたのは一年半くらい。短いでしょ(笑)」

離婚後は早くに父を亡くしひとりでいた母親と同居するも、働かないと食っていけない。再びストリップに戻ろうにも劇場は減る一方だったのと、産後間もない時期で体型が戻らなかったこともあり、ストリップで生計を立てることを断念する。

「当時の事務所から”豊胸手術をしろ”と言われたんです。おっぱいも萎んで見せられるもんじゃないって。それで手術の予約をし病院の目の前にまで行きましたが、手術が怖くてやめたんですよ。
手術によって自分の自信を取り戻すようなことはしないで、脱がないでいい仕事で頑張ろうって思い直したんです。それで夜パブで働き始めましたが、やっぱり収入的にキツくて。でも風俗は抵抗があったから…何が良いだろうと考えた末にSMクラブに辿り着いたんです」

加山なつこの復活

SMクラブには、当初は無名のM嬢として在籍した。しかし次第に“また加山なつこの名を育ててもいいかな?”と思うように。

「SMクラブって本当にいろんな変態さんがいらっしゃるんですよ。ちょっと理解不能な注文をされたりしても、M嬢なのに、あれヤダこれヤダとわがままを言ってました。ハッキリ言ってクレームものですよ(笑)。
当時の女王様はスレンダー系が主流だったから、もしや女王様売りをした方がイケるかもと思って女王様に転身し、一度だけ雑誌に出たんです。私はここにいますよってアピールをしたくて。
そしたら“この子は加山なつこですか?”と確認の電話がきたり、実際にお客様からも聞かれるようになって。純粋に、覚えてくれている人がいるって嬉しかったし、もう一度、加山なつこを育てたいって思えるようになって」

その思いがきっかけとなり、2002年には約10年ぶりに『淫乱熟女スーパースター 汁だくの団地妻たち』でAV復活を遂げる。

「その時は川奈まりこさんがすごく売れてて、熟女ブームがきていました。川奈さんと牧原れい子さんと私の3人並んでパッケージ撮影したんですが、当然、川奈さんがセンター。その当時は女優との共演作に出たのが初めてで、私はなにかうつむき加減で写るような感じだったんです。
私的には“あれ? こういう扱いはじめてかも”って感じ(笑)。子供もいることだし、また以前のように出続けられないと一作だけにとどめたんです」

しかしそのさらに2年後にカプセルの前身の事務所のオーナーと出会い、2004年に『復活!加山なつ子』で正式に復活を遂げる。

「やはりSMクラブのちょっと後ろめたく明るいエロスじゃない世界は自分に向かなかったんだと思うんです。何年やってもしっくり来なくて。それで信頼のおける事務所のオーナーとの出会いもあったし、もう一度、女優として頑張ろうって覚悟ができたんですよね」

そのうちAV専門キャバクラが流行り出し、2010年には加山がママに就任された熟女女優専門キャバクラ「SHUNGA」がオープン。キャストはほぼ熟女女優。加山は女優から相談を受けることもあるという。

「AV業界はただ容姿が美しいだけでは、一本目は売れたとしてもそれ以降もその人気が維持できるわけじゃない。当然ながらただセックスを披露するだけで売れるわけじゃないし。いろんな熟女さんから “どうしたら加山さんみたいに売れますか”って聞かれますよ。でも、私が辿った道筋をマネようとしたところで売れるものでもないし、難しいですよね、本当に」

加山なつこにとって、AV女優のメリットとデメリットとは?

一時はAV業界を離れながらも、30年間、AV業界と付かず離れずやってきた加山なつ子だから言える、AV女優のメリット、デメリットはなんだろうか?

「メリットは…私みたいに学歴のない女でも、作品が評価されればオファーがきてそこそこ稼げることだし、撮影現場は楽しいのはもちろん、この仕事をやってなかったら出会えなかったであろう人とも出会えたことです。デメリットはやはり親や子供がいる場合はバレるリスクですよね。うちは母親には早くからバレていたのと“何があろうと自信を持って生きろ”と言ってくれる人だった。娘には中学生くらいの頃にバレたものの、まあ色々とありましたけど今はごく普通に接してますし。まあ、お小遣い的にお金が欲しいだとか、出れば売れると思ってるような人はやらない方がいいと思います」

このコロナ禍においても、不安はあるもののオファーがある限りはAV女優を続けていきたいという。

「私の今の目標はAVとSHUNGAのママをできる限り続けること。AVに出ながらも実際にお客様とお話しするアナログ方式でやってきた人情派なので、会えないって状況になると、この先どうしようって不安になりますよね。でもまあ、猪木さんじゃないですけど、元気があればなんでもできるじゃないですか(笑)。仕事は元々、波があるものだし、身も心もへたらないようにポジティブにいくしかないですよね。まあ、再婚はしたくないけど生涯のパートナーくらいはほしいですけどね」

豊満熟女に包まれたい。男のそんな願望はいつの時代も尽きないだろう。今後40年も50年でも、ふくよかで、元気で、婬靡な姿を見せてほしい。

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